
どこにでも伸びていくティフトン芝
ここのところ晴天続きで、ティフトン芝もぐんぐん伸びてきます。
そんなに頑張って伸びなくてもいい方向にどんどん伸びていくティフトン芝たち。
ティフトン芝の管理をされてる方はこういう状況をよく見かけると思います。
スポンサードリンク
匍匐茎の有効活用
あらゆる方向にどんどん伸びていくティフトン芝の匍匐茎。
コンクリートだろうが空中だろうがお構いなしです。(笑)
こうなるとカットするしかありません。
カットするのは簡単ですが、こういう匍匐茎に限ってとっても元気が良いんです。
以前からカットしたティフトン芝の匍匐茎をそのまま処分するのはもったいないと考えていたのですが、みなさん考えることは同じようで、当ブログにも「カットした匍匐茎の活用」のようなキーワードで訪れてくれる方が意外と多いんです。
ならばということで、以前カットした匍匐茎を使って実験したことをアップしたいと思います。
そんなに大したことはしてませんが。
蒔き芝
このやり方の正式な名称がよく分かりませんので、勝手に「蒔き芝」と名付けました。
見出しの通りカットした匍匐茎をパラパラと適当に蒔きます。
蒔いた匍匐茎の上に茎が隠れる程度の目土(目砂)を蒔いたあと、たっぷりと散水します。
このあと毎日散水しながら数日様子を見ましたが、2日目以降だんだんと元気がなくなり、最終的には9割程度は枯れたような状態になってしまいました。
上手くいくかなと思ったこの方法でしたが、残念な結果となりました。
そして次の方法です。
差し芝
このやり方も正式な名称が分かりません。コチラも勝手に「差し芝」と名付けました。
「蒔き芝」との違いは、ただ蒔くだけではなく地面にドライバーなどを使って穴を空け、そこに差し込みます。
差し込んだ穴が隠れる程度の目土を入れ、散水して終わりです。
そしてこちらも数日様子を見たのですが、やはり2日目を過ぎた頃から元気がなくなり、徐々に枯れる物がでてきます。
蒔き芝と違い、2~3割程度は枯れることもなくそのまま根付いてくれたのですが、この方法も成功率が高いとは言えません。
そして最後にこんなことをしてみました。
水耕栽培
少し大げさな名前ですが、カットしたティフトン芝の匍匐茎を数日水に浸しておきます。
このまま数日様子を見ます。
水耕栽培翌日の様子
お!?
節の部分から数ミリ白い根が出てきました。
さすが水が大好物のティフトン芝です。
更に浸して2日目
水に浸すだけで2日間でこんなに伸びるんですね。
他の匍匐茎もどんどん根が伸びてきます。
水耕栽培3日目
根が伸びるのにもう少し時間がかかると思っていましたが、3日でここまで伸びました。
早速、この匍匐茎に根が出た状態のものを植え付けます。
地面にパラパラと蒔いたり、地面に穴を空けて差し込んだりしたあと目土をして散水します。
この状態で、毎日散水しながら様子を見ます。
根が出ていない状態のものであればほとんどが枯れていたのですが、今回はどうでしょうか。
水耕栽培から植え付け5日目
9割程度の匍匐茎が元気に育っています。
やはり根が出ている状態の方が活着しやすいのでしょうね。
なんとなく結果は分かっていましたが、ここまで差があるとは思いませんでした。
これはイケる!
ということで、調子に乗って更にこんなことしました。
庭の一部はよく歩く場所があり、踏圧やすり切れで完全消滅した場所があります。
今度はその場所にこの大量の匍匐茎を植え付けて、しばらくの間養生して様子を見てみたいと思います。
この匍匐茎を植え付けた場所については、後日状況をアップしたいと思います。
スポンサードリンク