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芝生のはてな#1|ポット苗の芝ティフトン419鳥取方式

芝生のはてな#1|ポット苗の芝ティフトン419鳥取方式

ティフトン419の名前の由来は、アメリカのジョージア州にあるティフトンという町の試験場で育成されたことでその名前が付いたそうです。

バミューダグラスとアフリカギョウギシとの交雑を行い、1952年よりティフファイン(Tiffine)、ティフグリーン(Tifgreen Tifton328)、ティフウェイ(Tifway Tifton419)、ティフドワーフ(Tifdwarf)、ティフウェイIIなどが作られました。

このうちの(Tifway Tifton419)が、ティフトン419という品種になります。

 

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サッカー場でも利用されるティフトン芝

主な特性は、高い生育力、耐踏圧性、擦り切れ抵抗性、回復力です。

地上や地中に茎(ほふく茎)を伸ばして増殖し、綿密で丈夫なターフ(芝生)を形成するため、野球場・サーカー場・ゴルフ場などのスポーツターフとして、グランドカバーに多く用いられています。

最近では、WOS(ウインターオーバーシード)のベース芝として、一般家庭での利用も増えてきています。

葉は高麗芝よりもきめ細かく非常に柔らかで葉色が濃く、裸足で歩いてもチクチクする感じがありません。

砂地にもよく育ち成長力が旺盛で陽当たりの良い場所の施工に適しますが、日陰や寒い場所、道路脇の排気ガスの多い場所などには向いていません。

最近では、鳥取方式と呼ばれるポット苗での栽培も各メディアで話題です。

 

 

ポット苗のティフトン芝

従来のシートまたはロール状の芝を地面に貼り付けるタイプではなく、1平方メートルあたり、5cm角のポット苗を4株ずつ植え付けるタイプです。

従来の施工方法より安価でありながら、ティフトン419の高い生育力により、約3ヶ月で一面芝生化することが可能です。

 

「肥料食い」と言われるほど養分要求度が高く、こまめな管理を必要としますが、きめ細かい光沢のある美しい芝生になります。

成長が早いため、刈り込みの回数が他の品種に比べて多くなり、旺盛期には週1~2回の刈り込みが必要です。

刈り込むことにより芝生がより密になりますが刈り高さは25mm程度が望ましく、過剰な低刈りは生育が悪くなります。

痛んだ場所も回復力の高いティフトン419ですが、その生育力が逆に頻繁に刈り込みを行わなければならないデメリットにもなります。

生育期の散水は重要な手入れの一つですが、少なすぎても多すぎてもティフトン芝の生育が悪くなります。

水が少なすぎる場合は生育が悪くなりますが、水が多すぎる場合は特に病気が発生する可能性が高くなり、本来水はけの良い土地を好んで生育する芝にとって、多すぎる水が弊害となります。

 

NPO法人グリーンスポーツ鳥取が商標登録している「鳥取方式」は、従来管理が難しいとされてきた芝生を、学校の校庭や公園などで年間の維持管理費を抑えつつ、子どもたちが体を動かす楽しさと基本動作を覚える貴重な場所にすることを大義としています。

鳥取方式の管理の基本は、芝刈り、施肥、散水が中心であり、除草や殺虫殺菌などの薬剤散布を行わないのが特徴です。

芝生も雑草も一緒に刈り込みグランドカバーとする考え方ですが、芝生が密になると雑草も抑制されていきます。

 

 

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