
2014年の夏に植栽したティフトン419
2014年に初めてポット苗の芝ティフトン419の植栽を行いました。
苗床づくりの遅れから、実際に植栽できたのが7月19日。そのうえ8月の異常気象が重なり、結果としては思うような状態にまで育てることが出来ませんでした。
2014年ポット苗の芝ティフトン419植栽から3ヶ月の様子はこちら。
庭一面がティフトン芝で密になることもなく、3ヶ月目からは徐々に地上部が枯れ始め、最終的には芝刈り機の最低刈高10mmで刈り込み、2015年春の復活を期待しつつシーズンオフとなりました。
12月になると完全に地上部は枯れ、1月と2月はそれなりに積雪もありましたので、生育不足のティフトン芝が越冬するのは厳しいだろうと思っていました。
「全て枯れたら今年もう一度植えればいい」という気持ちで春を迎えたのですが…
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恐るべしティフトン419の生命力
4月初旬、なんと一面枯れ果てていたティフトン芝から新芽が出始めました。
恐るべしティフトン419の生命力です。
新芽が出た感動の写真ですが、この頃撮りためていた沢山の写真を含め、操作ミスによりまさかの全ロスト。
残念ながらアップすることが出来ません。(T_T)
庭一面から新芽が出始めるとともに、あちこちで雑草も元気に成長しています。
2シーズン目はティフトン芝よりも旺盛に成長を続ける雑草抜きからのスタートとなりました。
ティフトン芝より元気な雑草たち
1シーズン目同様、雑草を丸ごとすき取ることは出来ないので、1本1本手作業で抜きます。
雑草抜きで活躍するのはやはりコレ。
一家に一本雑草抜きです。
四月初旬からは毎週末は早朝からの雑草抜きが日課となりました。
当初「鳥取方式」のつもりでティフトン芝の管理をするつもりだったので、基本的に雑草は放置の予定だったのですが、思っていた以上に雑草だらけの状態。
このままではティフトン芝にも影響が出そうな状態だったので抜きます!
約80㎡の庭を4つにエリア分けし、1日1エリアの雑草を抜きます。
土日の作業になるので、全体の雑草を抜くのに2週間かかるのですが、全体が終わる頃には最初のエリアにはまた少しずつ雑草が生えてきます。
これを繰り返し行い大きめの雑草については徐々に減らしていくことが出来たのですが、カタバミなどの除草が困難なものは徐々に増えていきます。
非常に見た目が悪いです。
そして「鳥取方式」にこだわるのも止めます!
ということで、避けられるものなら避けたかった除草剤を購入しました。
芝用除草剤シバゲンDF
ポット苗の芝ティフトン419の購入でもお世話になった国分グリーンファームさんもオススメの芝生専用除草剤「シバゲンDF」です。
これを水1リットルあたり0.1gの量で希釈します。
シバゲンDFを購入したときに付属(おまけ?)していた計量スプーンが1gなので、10リットルのバケツの水に計量スプーン1gを1杯入れます。
シバゲンDFを希釈した水を、1㎡あたり200ml散布しますので、10リットル(10,000ml)÷200ml = 50㎡分になります。
うちの庭は約80㎡なのですが、細かく測る秤がないので少し多いですが10リットル×2杯(100㎡)分作ります。
シバゲンDFは比較的高価なわりに20g入りと少量なのですが、上記の希釈率であれば、1,000㎡分になります。
うちの庭であれば、10回分です。
年に2~3回の散布であれば、3年以上使えます。
約1,000円/年程度なので意外とコストパフォーマンス高いですよ。
噴霧器を使って除草剤を散布
除草剤の購入と併せて蓄圧式噴霧器を購入しました。
いつものようにカスタマーレビューを見てAmazonで購入!と言いたいところですが、この商品に関しては近所のホームセンターで購入する「予定」だったんです、「予定」ですよ。
というのも、たまたま立ち寄ったホームセンターで噴霧器を見ていたとき、年配の店員さんが寄ってきてやたらこの噴霧器を勧めるんです。
コレよりも高い物でもなく、安い物でもなくこの噴霧器なんです。
その理由はとても簡単!故障によるクレームが一番少ないのだそうです。
その場では「一旦検討します」と言って帰ったのですが、2日後に再度行ってみるとなんと欠品!
納品までに時間がかかるとのことで、結局はAmazonでの注文となりました。
タンク容量4L、標準ノズル38cm+37cmの延長ノズルで最長75cmになります。
本体重量2kgで4L満タンに入れても総重量6kgなので、男性であればそれほど重くはないと思います。
Amazonのレビューで「ジョイントから液漏れする」という書き込みもありましたが、付属のパッキンが外れていたりしなければ全く問題ありませんでした。
安全弁を含め各部のつくりもしっかりしていて非常に信頼性が高い感じです。
シバゲンDFを希釈
合計20リットルの水に2gのシバゲンDFを入れて希釈します。
20リットルのバケツなんて持っていませんので、10リットルのバケツを使います。
まず、1リットル容器に入れた水に1gのシバゲンDFを溶かします。
この時に散布液を葉につきやすくする展着剤「ダイン」を少々加えます。
展着剤のダインとはいわゆる界面活性剤です。
除草剤や殺虫剤散布時の対象となる雑草や害虫に、薬剤が付着しやすくするために少量加えます。
1リットルの希釈液を10リットルバケツに移します。
あとはバケツ満タンになるまで水を入れて軽く混ぜれば10リットル分の希釈液のできあがりです。
最初に1リットルの容器で溶かした理由は、小さい容器の方が粒状のシバゲンDFを溶かして混ぜやすいと考えたからなのですが、そんな心配する必要はありませんでした。シバゲンDFはあっという間に水に溶けます。
希釈液を噴霧器に入れてフタを締めます。
元々この噴霧器には肩掛け用のベルトが付属しているのですが、希釈液を注ぐ口が狭いため注入時にこぼれた液がベルトにしみこむのはあきらか。最初から外してしまいました。
その代わり、噴霧時には左手でタンクを持ち右手にノズルを持つスタイルとなります。
満タン時でも6kgしかありませんので、男性であればそんなに負担ではないと思います。
そしてポンプで圧をかけます。
このポンプで圧をかける作業、最初は軽い力でも大丈夫ですが、後半は意外と力が必要です。
最大の圧力(3kgf/cm2)まで達すると、安全弁から「シュー」という音と共に空気が排出されます。
圧力をかけすぎる事も無くとても使いやすいです。
除草剤散布の準備完了
噴霧はレバーを握るだけですが、レバーのロック機構もありますので、基本的にはノズルのハンドルを持っているだけで散布できます。
とっても楽です!
ジョウロでは均等に散布することは難しいと思いますが、これならほぼ均等に散布出来そうです。
ただし欠点というか、これは経験の問題だと思いますが、1㎡あたり200mlの散布をしたくても、時間あたりの散布能力がよく分かりませんので、散布量が適当になってしまいます。
時間当たりの散布量を計測
噴霧器の時間当たりの散布量を確認するため、予め水1リットルをどれくらいの時間で出し切るかを計測しました。
1リットルなので5㎡分の量です。
全て出し切るまで120秒かかったとして5㎡で割ると、1㎡あたり24秒の散布になります。
練習がてら1㎡あたり24秒かけて水を噴霧してみましたが、思っていたよりもスローペースでの噴霧でした。
※製品ごとに性能差があると思いますので、試される方は実際に購入された製品で計測してみて下さい。
除草剤散布
多少風が吹いていたので、風上から散布します。
しっかり練習したつもりなのですが、やはり過散布による薬害の心配が頭にあったせいでしょうか、予定より1リットル程度散布液が余ってしまいました。
そのまま捨てることも出来ないので、より雑草が旺盛な部分に追加で散布。
初めての除草剤散布は散布液づくりから完了まで約1時間でした。
最後は噴霧器を水洗いして作業完了です。
シバゲンDFの効果
除草剤の効果をすぐにでも確認したいところですが、シバゲンDFの効果が現れるのは2週間後くらいからだそうです。
なかなか効果が現れないのを見て、追加で散布される方もいるようですが、間違いなく薬害が出るそうです。
気長に待ちましょう。
今回の除草剤散布の効果については、今後記事で順次アップしていく予定です。
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